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Q10=再生紙の利用をより進めるためには、
今後どのようにすればよいですか。
また、どのようにして購入・発注するのですか。

A=全社的に再生紙利用のPRを拡充させ
カタログやパンフレットなどへの利用率等を高める。
 これらの印刷物への利用については印刷会社等に相談する。

 まずはじめに、社員一人一人の意識改革を促す意味でも、環境保護の面での意義と重要性、廃棄物処理問題への貢献を中心に、再生紙利用に関するPRを拡充させることです。全社的に再生紙利用の意義を高めて取り組んでいくことがなによりも大切で、既存部署に再生紙利用の推進機関を設置するなども好例といえるでしょう。
 次に、カタログ、パンフレット、取扱説明書、報告書類など、使用量の多い印刷物においても再生紙の需要を高めることが必要です。これら印刷物の再生紙利用率の現状は、コピー用紙やトイレットペーパーなどに比べてまだまだといえます。これは、単価が高いのでは? あるいは黒いのではないか? といった、再生紙に対する誤解が原因となっている場合が多いようですが、紙の使用量が多いこれらの印刷分野で再生紙の利用がさらに増えれば、資源保護の面でも、より大きく社会に貢献できることになります。保存面に関しても中性紙化技術の進歩により、幅広い用途に利用できるようになっているのです。

 企業の方々を対象にした意識調査では、トイレットペーパーやコピー用紙に較べて、カタログ、パンフレットなどの印刷用紙については、再生紙が利用できることを知らなかったという回答が多く出ています。従って、今後このような印刷物についてもPRを行い、積極的に利用していくことが望まれます。また、カタログ、パンフレット、取扱説明・などの印刷物に再生紙利用をお考えの場合は、「紙専門の卸問屋」か「印刷会社」に相談することで、それぞれの用途に最も適した再生紙を利用することができます。ぜひ一度、ご相談下さい。


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